今年6月から多施設大腸がんコンピュータ診断支援システムに関する臨床試験を実施します。参加チームは、会津大学生体医用情報工学講座の朱研究チーム及び会津医療センター、自治医科大学、群馬大学医学部、東京女子医科大学、佐賀大学医学部、京都府立医科大学、岩手医科大学などの10ヶ所の医療施設です。千例以上の大腸がん内視鏡画像を収集し、コンピュータ診断支援システムの臨床有用性を検証する予定です。

今年6月から多施設大腸がんコンピュータ診断支援システムに関する臨床試験を実施します。参加チームは、会津大学生体医用情報工学講座の朱研究チーム及び会津医療センター、自治医科大学、群馬大学医学部、東京女子医科大学、佐賀大学医学部、京都府立医科大学、岩手医科大学などの10ヶ所の医療施設です。千例以上の大腸がん内視鏡画像を収集し、コンピュータ診断支援システムの臨床有用性を検証する予定です。
会津大学生体医用情報工学講座の朱研究チーム及び福島県立医科大学、自治医科大学、京都府立医科大学は緊密な連携のもと、深層学習による大腸ポリープ自動検出・診断支援システムを開発しています。本技術は、最先端の人工知能(Artificial Intelligence, AI)を取込み、多数の大腸ポリープ画像を深層学習させることにより、大腸内視鏡のビデオからリアルタイムで大腸ポリープを検出し、悪性度の高い過形成ポリープ(Sessile Serrated Polyp/adenoma, SSAP)、腺腫ポリープなどを識別することが可能です。本技術は大腸内視鏡検査医の負担軽減や、大腸ポリープの検出漏れ防止に役立てられます。
イノベーション・ジャパンとは、大学等(大学、大学共同利用機関法人、高等専門学校等)から創出された研究成果の社会還元を促進するため、技術移転並びに産学連携への端緒となるものとして産業界に対して大学等の研究成果の内容を成果物やパネル等で紹介するJSTの「大学見市」、及びNEDO事業に関わる支援先企業、大学等の研究開発成果の実用化及び事業化を支援するため「ビジネスマッチング」の2つからなる、国内最大規模のイベントです。
「深層学習による大腸ポリープ自動検出・診断支援システム」は会津大学の代表的な研究成果として、出展することになります。更に、2019年8月29日(木)13:15-13:20にJSTショートプレゼン・タイムテーブルにて、講演を行う予定です。
https://www.ij2019.jp/exhibitor/jst_06.html
下記の日程で研究室公開を予定しています。皆様のご来場をお待ちしています。
日時:2019年8月11日(日)10:00~15:00(休憩時間 12:00-13:00)
場所:研究棟325F
陳 文西教授の研究テーマ:
日常健康管理のための生体情報のシームレスモニタリングと総括的な解析
(1)ユビキタス時代の社会情勢と生活環境にふさわしい生体情報をシームレスに計測する研究開発成果の紹介
(2)有効なデータマイニング手法を用いて長期に亘って蓄積してきた様々な生体情報を総括的に解析し、日常健康管理に応用する実例の紹介
朱 欣上級准教授の研究テーマ:生体信号/医療画像処理及びコンピュータシミュレーション
(1)生体信号・医療画像処理研究成果の展示
(2)心電図データ収集および処理のデモ
学部課外活動「ベンチャー体験工房」教育の一環として、外部講師による特別講義は下記の通り予定されています。
興味のある方は、是非ご聴講下さい。
・日時:2019年5月27日(月) 17:00-18:40
・場所:研究棟325-F
・講師:早稲田大学人間総合研究センター 招聘研究員 戸川達男先生
・題目:心臓ペースメーカーの機器開発と患者ケア
・要旨:
心臓に電極を装着して微弱な電気刺激を加えることによって心収縮を起こすことができることは1930年以前から知られていたが、1950年代に電池式の植込み型ペースメーカーが開発されて以来長期間のペーシングが可能となり、不整脈の治療に広く用いられるようになった。日本でも1960年代にペースメーカーの臨床使用が始まり、1970年代には最も完成度の高い人工臓器のひとつと見なされるまでになった。日本では1960年代にペースメーカーの機器開発が始まって多くの研究成果があったが、製品となったものはなく、今日においても国産のペースメーカーは皆無である。
一方、ペースメーカーの臨床においては、患者と家族に加えて、医師、工学者等の関係者が協力して患者ケアを支援するための組織が生まれ、日本独自の発展をとげた。すなわち、ペースメーカの臨床使用が始まって間もない1966年に、東大に「ペースメーカー友の会」が発足し、1970年に全国組織となって「日本心臓ペースメーカー友の会」が発足して、今日までに一万人以上のペースメーカー植込み患者が会員となっている。その働きとして、機関誌、総会、支部活動等を通して、ペースメーカーに関する最新情報の提供をはじめ、健康管理や日常生活の情報交換のほか、社会奉仕などの具体的な事例を紹介して、身体のケアにとどまらず、心のケアの支えとなっている。
このように、心臓ペースメーカーは、他の多くの医療機器と同様に20世紀中頃に出現して急速に発展して20世紀末には極限に近い完成度に至った技術のひとつだが、心のケアにおいて日本独自の発展が見られたことが注目される点であり、将来の医療を考える上で参考にすべき事例であるように思われる。
2019年4月17日(水) 12:30-13:00
毎年恒例の講座のお花見を大学構内のグラウンドで行いました。
本日は天候に恵まれて風もなく暖かい日でした。
今年の桜は昨年より1週間遅い開花で、3~5部咲きの桜の木の下で25名でお弁当を食べました。
4月1日から講座名が以下のとおり変更になります。
変更前
日:生体情報学講座
英:Biomedical Information Technology Laboratory
変更後
日:生体医用情報工学講座
英:Biomedical Information Engineering Laboratory
ご卒業おめでとうございます。
3月20日(水) PM3:00から研究室でささやかな卒業パーティーを開催しました。
パーティーの最初に陳先生、朱先生、山内先生から、参加した皆さんにお祝いのお言葉をいただきました。
卒業しても是非研究室に遊びにきてください。
在学中に優秀な成績や研究の成果を収めた学生に贈られる学生表彰は、研究室から以下の方が受賞者として選ばれました。
受賞者は、2019年3月20日(水)の学位記授与式において表彰を行う予定です。
おめでとうございます。
<優秀賞>
小名達也(学部)
本田凌(学部)
周雪(博士前期課程)
<公益財団法人会津地域教育・学術振興財団賞>
李天慧(博士前期課程)
2018年度春季卒業論文発表会は(生体情報学講座所属者)、以下の日時で行われます。
日時:2月19日(火) 13:10~15:50
場所:M3(講義棟)
2018年度春季修士論文発表会(生体情報学講座所属者)は、以下の日時で行われます。
日時:2月14日(木) 9:00~11:30
場所:M5(講義棟)